忘れてはならないこと

2006年3月12日 17時12分 | カテゴリー: トピックス

戦争への道を歩まない行動

 長編アニメーション映画「ガラスのうさぎ」を見る機会を得ました。 1977年に出版されたノンフィクションをもとに(高木敏子さん原作)アニメーション映画にしたものです。これまで版を重ねた作品ですから原作を読まれた方も多いと思います。
 1945年、小学校6年の主人公(高木敏子さん)は、一夜にして10万人もの命が失われ罹災者は100万人を超えた東京大空襲で母と妹を、残された父親をP51戦闘機の市民を狙った機銃掃射で亡くしてしまいました。「もっと早く戦争に負けてくれていたら、両親と妹たちが死なないですんだ」という叫びは、戦場で戦う人だけではない戦争の悲惨さを訴えます。
 この映画は、東京下町で平和に暮らしていた市民が、当時の間違った発表を信じ、教育の場でも愛国心を強制されていたこと戦争によって蒙った惨禍とが悲しく胸をうちます。そして、二度と再び戦争は嫌だという思いを強くします。
 昨年秋、自民党は憲法草案を発表しました。改憲への足音が聞こえてきます。また今年も卒業式、入学式のシーズンとなりました。「日の丸・君が代」で「国を愛する心」の確認をする東京都。平和は強権的な取り組みだけでは実らないことを知り、憲法9条を守り今こそ平和への道を探る努力が求められているということを確信します。この国を「戦争ができる国」にしないための議論が必要ではないでしょうか。