東部地域にやっと実現した重症心身障がい者施設

2006年4月3日 11時56分 | カテゴリー: トピックス

在宅の障がい児(者)も安心して地域で暮らせる事業実施

 入所施設として都内で9ヵ所目となる重症心身障害児施設「都立東部療育センター」(新砂3丁目)を見学してきました。この施設は、外来診療、通所事業(ディサービス)、地域療育等支援事業が整備し、敷地面積8936㎡、地上4階建て。事業計画開始から約10年かかり、昨年12月一次開設。4月3日からは全面開設、措置入所(90床)、医療入院(6床)、介護者の休養・旅行・冠婚葬祭時等に利用できる短期入所(24床)、通所者も受け入れ、外来診療も13科となりました。入所にあたり、児童相談所から300名以上の推薦があり、墨東養護学校に籍をおくことになる子どもが20名入所しました。開所にあたり他の施設からの移動はなかったので、初めて施設に入所するという環境の変化に障害児(者)の家族や親ならすぐに気が付く変化も見逃さないようにスタッフは緊張と細心の注意をしていると聞きました。
 また、地域療育等支援事業として、在宅の障がい児(者)の地域での生活を支援するため、療育相談や地域の通所施設などへの介護技術指導、ボランティアの育成なども予定。入所者、通所者、外来者が楽しく遊ぶ場「おもちゃ図書館」はボランティアで運営されており、プレイルーム・プール・浴室等は施設関係者の利用時間以外には地域の障がい者にも開放されます。東部療育センターでは、地域の中学生には施設見学で訪れるだけでなく、ボランティアとしても参加してほしいと期待しています。
 超重症児の増加と、重症心身障がい児(者)の親の高齢化にともない施設入所希望は増加している現状を聞き、高度な医療の提供、療育に関する情報の解りやすい発信や在宅者への支援として、地域の声も聞きながら、障がいがあってもなくても一緒の安心して暮らせる地域づくりが大事と感じました。