見てきました!中防最終処分場周辺

2008年7月22日 23時33分 | カテゴリー: トピックス

ごみの減量化は、燃やして埋めることなの?

 23区からでるごみは最終的に江東区にある中央防波堤埋立処分場に運ばれ埋立られる。これまで私たちは、江東区の『ごみと資源の正しい分け方・出し方』によって分別してきた。燃えないごみは、収集車で不燃ごみ処理センターへ運ばれ破砕され、鉄、アルミを回収、再利用されている。しかし2008年度からは不燃ごみとして分別してきたプラスチックごみを可燃ごみとして清掃工場で焼却するモデル収集が始まっています。

〜新たなごみ問題と廃プラスチックの行方を探る〜
 プラスチックには添加剤が使われており、高温で燃やせば重金属が気化し、有害な化学物質が出る。江東・生活者ネットワークは、廃プラスチックを焼却するというこれまでと一変したごみ処理に不安を感じる区民とともに、東京都が管理する中央防波外側にある新海面処分場を中心に見学しました。青海から海底トンネルでつながる東京湾に浮かぶ人工島の先には最終処分場が見えます。
 東京都環境局の説明によると、『潮見、夢の島、若洲から中防外側へ、そして新海面へと埋立が進んできた。粗大ごみは鉄を、不燃ごみは鉄、アルミを資源回収、可燃ごみは灰として埋める。限りある最終処分場を長く使用するために埋立ごみに占める割合が高い不燃ごみの中の廃プラスチックは、直接埋立を行わず、可燃ごみとして収集。ダイオキシン対策を伴う清掃工場で償却減容し、その灰はすべて灰溶融施設でスラグとなり、建設資材へリサイクルする。埋め立て処分場の地中から出るメタンガスは発電に、浸出水はきれいに浄化し散水に使用、海へも流す。埋め立て跡地は、公園や緑地、ビオトープへ転用』などいい面ばかりが強調された。

〜廃プラスチックのサーマルリサイクル(熱回収)と循環型社会の形成〜
 かけがえのない地球環境を引き継いでいく循環型社会形成に重要なことは、廃棄物の発生を抑制する「リデュース」であり、製品をそのまま再利用する「リユース」、製品の原材料として再生利用する「リサイクル」が優先されるべきことであるはず。そして残る再生利用ができないものが、熱を得ることに利用する「サーマルリサイクル」となることです。しかし「サーマルリサイクル」により『燃やしてもリサイクルになる』という間違った認識がひとり歩きし、ごみの排出抑制を妨げることがあってはならないことです。

〜ゴミ問題を解決すべき責任は誰なのか?〜
 江東区は廃プラスチックのペットボトル資源化処理は行っていますが、その他のプラスチック製容器包装の資源化については、これからリサイクルの方法について決定されます。
現在、江東区の不燃ごみが処理されている中防不燃ごみ処理センターでは、23区の不燃ごみの85%と粗大ごみの100%が処理されています。サーマルリサイクルの実施により、この施設は縮小される方針です。   
プラスチックは石油など限りある資源からつくられます。このため廃プラスチックについても資源として回収、「脱焼却」「脱埋立」を推進することが重要なことです。
 私たちが生活していくには切り離す事のできないごみですが、最終処分場の使用期間の延命だけでなく、これ以上環境負荷をかけないためには回収方法なども区民とともに考え、決定されていくべきです。