区政一般質問ー2 子育ち・子育てを支援する子ども施策について

2009年11月13日 07時40分 | カテゴリー: トピックス

子どもの権利と「放課後子どもプラン」「次世代育成支援後期行動計画」

(1)学童クラブと「放課後子ども教室・げんきっず」などを再編し、連携・一体化を図る「江東区版放課後子どもプラン(素案)」について聞いた。

「プラン」の「江東きっずクラブ事業」では、学童クラブ(B登録)は学童クラブ基準を守り「指導の手引」を引き継ぐとしている。しかし「連携・一体化」の中身をみると、B登録の学童クラブは定員がありA登録の「げんきっず」は定員がない。
 
 今後、南部地域を中心に学童クラブを必要とする子ども1000人を超えると予想しているが、学童クラブ(B登録)を定員枠で制限し、学童クラブとは設置理念が異なり、予算的にも単なる居場所以上を期待できないA登録(現在の「げんきっず」)を受け皿とするための「プラン」は問題だ。

 また、登録の仕方やおやつの問題など具体的な内容については、6歳から12歳という幼児から思春期へと大きく成長する子どもの発達に応じた対応やルールの議論が必要だ。

①行政や学校管理の都合ではなく、子どもの発達と自己決定を尊重し、子どもの権利の視点で最善の利益を優先する「プラン」・「江東きっずクラブ」事業とするべき、区の見解は?

教育推進担当部長答弁)子どもたちの最善の利益を優先する必要があり、この時期の子どもの育ちが子どもの成長・発達においてきわめて重要であるとの認識のもと、地域や学校とも連携を図り具体化に取り組む。

 区民参加による放課後子どもプラン推進委員会の設置は評価できるが、現在までに2回開催された委員会では、議論の前提となる情報の共有すらできていないなかでの、不十分な議論であり、現在「次世代育成支援後期行動計画」を策定している地域協議会との情報交換や連携もなく、拙速といわざるを得ない。

②「プラン(素案)」には残された課題も多く、コンクリートしたプランとせず、育てる「プラン」として、現場の声や子どもたちの声、地域の声を丁寧に聞きながら、推進委員会での議論を保障し、より良い子どもの生活の場そして居場所となるよう構築していくことが必要だ。区の見解は?

教育推進担当部長)パブリックコメントや児童アンケートを踏まえ、プラン推進委員会や、現場職員によるプロジェクトチーム等で、多面的に議論していく。推進委員会は継続し、運営にあたっても意見を聞いていく。

(2)次に、現在策定中の江東区次世代育成支援後期行動計画と子どもの権利について聞いた。
 
 複雑化する社会情勢の中で、虐待・不登校・いじめ・犯罪などとともに、貧困の問題も大きく子どもの育ちに影を落としている。子どもが安心して育つために、行政が制度としてサービスと支援をおこない、さまざまな市民活動や地域のネットワークが支えていってこそ、子どものセイフティ-ネットを張り巡らせることができる。
 
 行政は、ネットワークをしかけ、つなぐコーディネーターとして、「協働のネットワーク」にも予算を付け支援をしていく施策が必要だ。

 新長期計画の部門計画となる次世代育成支援後期行動計画は、子どもに関する事業の羅列であってはならない。

③子どものセイフティーネトとなるべく、全ての子ども施策を横断的・総合的につなげ、子どもの育ちを「区民とともに」支える計画とし、「子どもの権利」の視点で構築し「子どもの権利」を明記していくことが必要。区の見解を問う?

教育推進担当部長)同計画は区の子育て支援に関する総合的な計画。部局横断的な策定会議を設置、区民や有識者の意見を聞く地域協議会を立ち上げている。子どもを尊重し、豊かな個性と能力を健全にはぐくむ視点を持ち、家庭と地域社会、行政が協力し、子育て力の向上を図っていく。