江東区、放射能空気線量を全小中学校・保育園幼稚園・公園など516か所を測定へ

2011年6月26日 09時14分 | カテゴリー: トピックス

江東ネットは子ども関連施設等の放射線量の測定を要望しました

山崎区長に面会し直接要望書を渡す図師和美。同じ要望書を教育長・政策経営部長・こども未来部長・環境清掃部長・土木部長にも直接面談をしながら届けました。
山崎区長に面会し直接要望書を渡す図師和美。同じ要望書を教育長・政策経営部長・こども未来部長・環境清掃部長・土木部長にも直接面談をしながら届けました。
 被ばくのしきい値(この値以下なら安全という値)はない*といわれ、子どもは食事や呼吸から大人の約2倍を体内に取り込み、細胞分裂の活発な成長期にある*ことから、子どもの放射能によるリスクは大人の4倍にもなるといわれています。

*広島・長崎の影響調査をもとにしている線量あたりの発がんリスクは正比例の直線モデルとなる(ICRP国際放射線防護委員会)。
*体重1㎏あたりの食事摂取量や呼吸量は幼児(体重15㎏)は大人(50㎏)の2倍近くであり、新生児から6歳までに身長は2倍に、体重は6倍に。神経系は1歳で大人の25%、6歳で90%が形成される(東京都化学物質子どもガイドライン「食事編」「室内空気編」より)。

 江東区は6月8日・9日の第2回定例会本会議一般質問には、土壌調査は行うが、プールについては都の水道水と降下物のデータを根拠に安全であるとの答弁…。江東ネットはすぐに教育委員会に要望(口頭)に行き、その時は「測定しないと決めているわけではない」とのことでしたが、プールは内部被ばくのリスクも高く、屋外にあるので子どもの安全は予防原則で対応すべきと伝えました。また「子ども関連施設の放射能測定についての要望」を関係部署に直接届け、区民からの不安の声を伝え、早急な対応を求めました。

 江東区の放射能測定は以下に書きましたが、これで安心や安全が守られるわけではありません。直接体に入る給食食材の安全も求めていく必要があります。

 国や都を待つのではなく、いまだに予断を許さない原発事故から子どもを守るために、まずはいち早く放射能の汚染現状を把握すること、そしてその情報を公開することとが重要です。放射能から子どもを守るための対策も区民に広報してほしいと思います。そして、私たち区民は「正しく恐れ」るとともに、子どもたちに必要以上の不安を与えないように、冷静な言動に努めることも大事なのではないでしょうか。 

●土壌(同時に地上1mの空気線量)
測定場所 2.8㎞四方の5ブロックの代表地点+荒川流域近く、合わせて9ヵ所(区HP参照)
測定・分析は近畿大学山崎秀夫教授
測定日・回数 第1回を6月18日に測定、2か月に1回、5回測定の予定 

●大気
測定場所 516ヵ所の内訳
 保育園        152
 幼稚園(公立・私立)  32
 小学校         44
 中学校         23
 区立公園(児童遊園) 265
         合計 516ヶ所
測定回数 一巡し結果をみて検討する
測定器  東京都貸し出しの簡易計測器2台を使用する
測定者  区の職員、10人ほどでプロジェクトチームを作る     2名1組2チームで1日20か所、約1か月かけて測定する予定
どのようにどこをはかるか
測定ポイントは統一したマニュアル化は行わず場所ごとの判断とする。例えば保育園は子どもの身長や活動の状況から、5㎝・50㎝・100㎝の3つの高さで複数測る予定だが、中学校は3つの高さでの測定は不要…など。教育委員会はプールサイドも測定する。

●プール水、9つの小学校での測定結果がHPに公開されています。いずれも検出下限値以下となっています。

【江東ネット要望事項】
子ども関連施設の放射能測定についての要望
1 公立小・中学校のプールの水、及びプールサイドの放射線量を測定してください。
2 保育園・認定子ども園・幼稚園の砂場や園庭など幼児が過ごす施設等の放射線量を、可能な限り多くの場所で測定してください。
3 子どもが遊ぶ区立公園の砂場や、横十間川親水公園水上アスレチックや7月から開始する区内5ヵ所のじゃぶじゃぶ池の放射線量を測定し、それぞれの入口に貼り出してください。
4 測定結果を、区ホームページ上で公表してください。