今読みたい!『聞き取り集 40人の女性たちが語る東日本大震災』(イコールネット仙台)

2013年3月5日 12時19分 | カテゴリー: トピックス

 江東ネットに一冊の冊子が届きました。

 

①聞き取り集「40人の女性たちが語る東日本大震災」

 大震災のあった2011年、江東ネット主催の防災セミナー「女性の視点で防災まちづくり」第1回で、基調講演(問題提起)をしていただいた、NPO法人イコールネット仙台 代表 宗片恵美子さんが送ってくださったものです。

 「はじめに」にはこう書かれています。

『 3月11日から2年が過ぎようとしています。歳月は人々の記憶を薄れさせると言いますが、3月11日を経験した私たちの記憶は薄れることも消えることもありません。』

 読み始めたばかりですが…貴重な聞き取り調査だという事、そして私たちは、40人の方たちが経験した一つひとつのことを、次の教訓として生かさなければならないということを強く感じます。

 イコールネット仙台は、男女共同参画社会の実現に向けて活動している団体ですが、2008年、仙台市の1100人の女性を対象に「災害時における女性のニーズ調査」を実施し、「女性の視点から見る防災・災害復興対策に関する提言」をまとめ、「防災・災害復興」に男女共同参画の視点が必要であることを伝える活動を続けていました。

 2011年当時、宗片さんは、内閣府中央防災会議の専門調査委員を務め、3月11日の10日前、3月1日に開かれた『中央防災会議「地方都市等における地震防災のあり方に関する専門調査会」(第6回)』で、『災害時における女性のニーズ調査~なぜ防災・災害復興に女性の視点が必要か~』を発表し、「防災全体として、女性の視点、災害時要援護者の視点を持つことが重要である」ことなどが議論されています。

 この10日後に起こった東日本大震災。  

 薄れることも消えることもない記憶をつづった『聞き取り集 40人の女性たちが語る東日本大震災』。

大震災の翌年2012年3月から8月の間に、宮城県内の40人の女性たちの協力を得て聞き取られた記録です。

 40人の女性たちについては、はじめににこのように書かれています。

『40人の女性たちは、ライフスタイルも多用です。障がいのある方、セクシャルマイノリティ、シングルマザー、保健師、看護師、介護士、自治体職員、主婦、教員、学生等々、それぞれにあの3月11日を様々な場所で体験しました。恐怖と不安の中でどのような時間を過ごしたのか、語られる言葉が胸に響きます。被災したからこそ、感じたこと伝えたいというひとことひとことは重いものです。』

 大震災の2011年、イコールネット仙台は、宮城県内3000人の女性たちを対象に『東日本大震災に伴う「震災と女性」に関する調査」を行い、その報告書も公表されています。

 「聞き取り集」*と合わせて、防災関係者はもちろん、私たちもぜひ読んで、次に生かしたい貴重な調査になっています。

*「聞き取り集」(500円)は数冊ですが江東ネットにあります。興味のある方はご連絡ください。