江戸川区の地域包括ケアシステムの拠点『なごみの家』に行ってきました

2017年6月15日 14時29分 | カテゴリー: トピックス

江戸川区では、地域包括ケアシステムの拠点として『なごみの家』を区内4ヵ所に開設しました。『なごみの家』は、高齢者だけでなく、子どもや障がい者など誰もが住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、「なんでも相談」「交流の場」「地域のネットワーク作り」の機能を併せ持つ地域福祉の拠点です。私たちが訪れたのは『なごみの家松江北』、商店街の中に空き店舗を活用してつくられました。

生活支援コーディネーターの小嶋亮平さんからお話を聞きました。

 ▷なんでも気軽に相談
福祉の専門職、看護職(保健師、看護師)が常駐しているので、どんなことでも気軽に相談できます。必要があれば専門機関への案内や紹介も行っています。「どこに相談していいかわからない。役所まで行くのは・・・という方が来られます。お話を聞いているうちにその人が抱える重大な問題を発見したこともある」と小嶋さん。

▷誰でも集える交流の場
買い物のついでにフラッと立ち寄る方も多いそうです。私たちが居た1時間ほどの間にも、高齢の方や子ども連れ、男の方などが何人も入れかわり立ちかわり訪れ、スタッフをまじえ和やかに話をしたりして過ごしていました。
来館者は昨年5月から今年3月まで4913人、そのうち約3割が小学生。小学生が多い理由は小嶋さんにも予想がつかないようです。
地域の方などの協力でニコニコカフェ(認知症カフェ)スッキリ体操を実施。子どもたちの育ちを地域で支えていこうと、月に1回「子ども食堂」を開催。学力に不安がある子どもに対しては学習習慣の定着と苦手科目の克服を図るため、相談を含めた学習支援を無料で実施しています。

▷地域のネットワークをつなぐ
医療や介護の関係者、町会・自治会、民生児童委員、警察・消防などをメンバーに、情報交換と連携を目的に「地域支援会議」を開催。「地域支援シート」をつくり、その人に添った地域の支え合い・助け合いの支援を継続して行っています。

▷「見守り名簿」をもとにお宅への訪問も実施
区が作成した要援護者の「見守り名簿」をもとに訪問し、平時の独居高齢者の見守りを行っています。この地域は水害被害を受けてきた歴史があり、一番の要望は災害対策、また急病時の対応を望む声も多く、「見守り隊」を作っていかなくてはと思っていますとのこと。

開所から1年がたち『なごみの家』は誰もが相談でき、気軽に集えるまちの福祉拠点としての機能を充分に果たしています。これからも、地域の協力を得ながら、誰もが住み慣れた場所で自分らしく暮らし続けることができる地域づくりをしていくものと期待します。

江東区ではこのような地域の拠点をどのように考えていくのでしょうか。

江東ネットは高齢者、障がい者、子どもなどを縦割りで分けない共生型地域福祉の実現と『なごみの家』のような共生型の場づくりを提案し続けていきます。